高温で溶かしたアルミを型に流し込むと、左の画像に見られる
ように、重厚感のあるメタリックな製品が出来上がります。
下の説明を読んで、もっと物知りになりましょう。

 〜「鋳物」って何?という方のために〜


今、あなたは金属の塊を手にしています。あなたは、これを自分の好きな形にしてみたい。さて、どうしますか?
方法は大きく三つ。ひとつは、強い力で叩いたり引っ張ったりねじったりする方法。もうひとつは
何か硬いもので彫ったり削ったりする方法。そして最後に、その金属をとかして型に流し込む方法です。
(そうハートマークのチョコレートを作るみたいに)この最後の方法またはそれで出来たものを「いもの」「鋳物」と言います。工芸の世界では、これを「鋳金」と呼び工業の世界では「鋳造加工」といいます。
■比べてみよう■(鍛金=うちもの=塑性加工)(彫金=ほりもの=切削加工)


3月27日に読売TVで放送された 鉄腕DASHのDASH村での半鐘の製作過程はご覧になられましたか?
見てない人はチェック 建物の半鐘を見てください。 DASH村ホームページ 
 
http://www.ntv.co.jp/dash/village/
                       建物→火のみやぐら→半鐘 をクリック


 〜鋳物をつくるやり方〜

さて実際に鋳物を作ってみようと思うと、まずやらなければならないことは、とにかく「型」を作ることです。☆や〇や▲の形を作ろうと思ったら、その形を何かで作らなければいけません。では何で型をつくったらよいのでしょうか?
もしあなたが同じものをたくさん作りたいと思うなら、溶けた金属を流し込んでも大丈夫なものに型を彫りこんで使います。石?溶けない金属?この方法はとてもいい方法ですが、型をつくるのはちょっと大変。でも同じものがたくさん作りたい時には、とても早くできて経済的です。ではもっと加工しやすい木や粘土を使ってみよう。木や粘土で実際に作りたい形を作って、砂に埋め込んでと・・・ありゃ型がとれない。そう、この場合は砂を固めてから、型を取り出す工夫が必要です。この場合、取り出せるような型を作ったり、型を取り出したり、型を割ったりするテクニックが必要です。でも何度でも型を使えます。
「ひとつでいいから、複雑なやつを」というあなたには、蝋と発泡スチロールで型を作ってみることにします。蝋の場合は、蝋の型を砂に埋め込んで、砂を固めてしまいます。型は取り出さず、温度を上げて蝋を溶かして、外に出してしまいます。その出来た空間に金属を流し込んだら出来上がりです。発泡スチロールは、もともとそのほとんどが空気ですから、発泡で型を作ったら、あとは砂で囲って、溶けた金属を流し込めば、発泡は溶けながら溶けた金属と入れ替わってゆきます。
(工業用にこれらの方法も消失模型法、ロストワックス法と発展しています)


 〜鋳物はあなたの身近にいっぱい〜

あなたのお気に入りのアクセサリーや置物。あなたの自慢の門扉やフェンス。あなたの愛車のエンジンやホイール。いつも犬と散歩する公園のベンチ。おしゃれな街路灯。足元のマンホール。素敵なイタリアレストランの看板。ドアの取っ手。近所のお寺の梵鐘や仏像。
鋳物でできたものは、工業製品ばかりでなく、あなたの身近なものにたくさんあります。経済性にすぐれた鋳造技術の素晴らしさとともに、鋳物のもつ暖かさ風合いを是非楽しんでください。


  〜鋳物を身近な博物館なんかで勉強しよう〜

北海道の人 --- 北海道の鋳物チェックは小樽ですね。小樽運河のガス燈をチェック。置戸町の人間ばんばは是非見てみたい ものです。

東北の人 --- なんと言っても、南部鉄器が有名。水沢市伝統産業会館もいいですが、なんといっても盛岡で実際の鉄器製作を見ることが出来ます。南部鉄器体験見学施設紹介をご覧下さい。また、南部鉄器協同組合さんのページではその歴史や製造工程のご紹介をされています。

関東の人 ---  吉永小百合主演の映画『キューポラのある街』で有名な川口の町を歩けば、いろんな鋳物で出会いますが、お勧めは川口西公園「リリアパーク」です。東京では、一度 墨田区にある合金鋳物博物館をお尋ねになられたらどうでしょうか?

北陸の人 --- 高岡銅器は素晴らしい!高岡市美術館や博物館には、ほれぼれするような鋳物があります。高岡銅器の中心は高岡市の金屋町ですがねっとこ金屋というホームページがあります。また能登にある中居鋳物館にも行ってみたい。

東海の人 --- 現代の鋳物の巨大生産地。トヨタ博物館の中は鋳物だらけなんです。歴史と伝統のある三重県の桑名に小さな博物館があります。その名も久波奈江戸新撰館はどうでしょうか。

近畿の人 ---  地元の枚方市立旧田中家鋳物民俗資料館、そして日本の鋳物師発祥の地にある堺市立みはら歴史博物館で日本鋳物の歴史を是非チェックしてください。また京都では、大西清右衛門美術館で茶釜の名作の鋳物が見れます。

中国・四国の人 --- 五右衛門風呂で全国展開したのが広島の鋳物。残念ながら博物館はチェックできませんでした。
また、山陰の境港にある水木しげるロードには、ブロンズの鋳物の妖怪がいるよ。

九州の人 --- 日立金属 九州工場の中に、鋳物記念館なるものがあるそうな。
           今度、チェックしに行きますね。誰か情報ください。
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・アイシン高丘さんの Web鋳物なんでも館 でまずはお勉強。。

・日曜鋳物師さんのホームページ 日曜鋳物師のページ の特に鋳物のある風景は素晴らしい。

・教育用素材なので、こっそりご紹介しますが、ココは是非訪れたい。
http://material.miyazaki-c.ed.jp/ipa/imono_hirosima/

・美術工芸としての鋳物、鋳金は、桜田知文先生村中保彦先生のページが素敵です。

・鋳造の技を見事に芸術として取り入れられた彫刻家の大家。清水九兵衛先生のご紹介作品。何度かお手伝いさせていただきました。・

・ネットサーフィンでみつけた鋳金作家さんのページ。Campus Cast Life  
〜鋳物のことがよくわかるホームページ〜